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「おはようございます石中です。問題が発生しました、中曽根さんが全く違う番号にかけてしまいました」
一番やってはいけない事であり裁判沙汰になるだろうと思っていると早速裁判が開かれた。
「どうしてその番号にかけたのですか?」
「わかりません」
裁判官の問いに即答した石中は表情を変えず裁判官をじっと見ていた。
「それでは客の情報や通話録音を確認した結果があります。その結果を見て何故違う番号にかけたか言って見てください。」
裁判官が言い終わると石中の頭上から小さくおられた紙が落ちてきた。今までずっと裁判官を見ていた石中は目をつむり手を大きく右に左に振りながら、紙を探すふりをした。石中が全く見る気がないそぶりを見せるので裁判官は呆れて結果をいうことにしたようだ。
「今回確認したが、かけた番号は客の情報や通話録音には一切出てこない電話番号なのだよ。理由も一切不明なのでちゃんと確認していただきたいのですが。」
「それは謎ですねー」
石中は表情を変えずに言い放ち、紙もやはり見る気はないようだ。
静まり返った状態がしばらく続くと、全身マントに包まれた少女が裁判官と石中の間を通り過ぎた。
ーーーーーーー場面が変わり
少女は一回り体が大きいピンクのクマと一緒に旅をしていた。クマも少女と同じようにマントをはおり、着ぐるみのように顔がでかく視線がどこに言っているか分からない。
しばらく進んで道を曲がった少女が岩陰に入り見えなくなった。すると「ごくっ、」という音がしてクマが皮だけ残して道端に捨てられていた。
(食べたのか・・・)
しかしクマはみるみる膨らみ、もとの大きさに戻ると少女の後ろについて行った。
そしてそれがなんども繰り返されていった。
食料には困らないようだ。突然少女が止まった。目の前に大きな崖が現れたのだ。
崖の向こう側にはちゃんと道が続いているが橋はない。少女は少し考えているのか、全く動かない・・と思ったら崖をひとっ飛びし、クマとの旅が再開された。
・・・起床
無限食料クマ。なんなんだアレは・・・。
ゴブリン歩兵部隊
屈強なゴブリンがアサルトライフルを持ち戦場を駆け巡る。どうやら自分の奪還作戦らしい。
一匹?一人?の四角い顔のゴブリンに連れられ森を抜ける。
突然ゴブリンは左手を上げて止まれの合図を送ったため身を隠せる場所に身を隠しあたりを警戒した。
「・・・」
あたりは静まり返っている。動物の気配すらない。自分がわかっていないだけなのか、本当は声を出さないほうがいいんだとは思うが聞いてみた。
「何かいたんですか?」
「いえ、何もいないです」
「(いないんかい!)そうですか・・・」
「・・・」
「・・・」
「(これ何の時間なの・・・)」
ゴブリンがこちらを向いて笑顔を見せている。何も喋らないところを見ると何もないんだろう。
「・・・」
「・・・」
・・・起床
何?起床待ちだったの?
またもや
「私も戦う!」
鬼龍院(仮名)は死の恐怖を乗り越え、覚悟ができているようだった。
その表情を見てカン(仮名)は、技術部責任者に確認をした。
「おい、強化スーツはできているか?」
「なんとか間に合いました」
そのスーツは鬼龍院の体を五倍以上の鉄の兵士にした。だがしっかり顔は鬼龍院だ。
「強化パワードスーツ!簡易的ではありますが、私の技術が詰まった傑作だ!腕には対戦車用ミサイルに、肩には対人用機関銃6丁フルオート!胸からは遠距離射出可能な拡散榴弾に加え・・・」
「ありがとう!借りるねこれ」
「いいんですか、顔を隠さなくて」
「いいの!だって顔を隠したら私だって分からなくなっちゃうじゃん!」
「もうすぐ真上です!」
割って入るようにもうすぐ敵本拠地上空である事が操縦士から告げられる
「よしそれじゃぁ、行こうぜぇ!」
敵本拠地ど真ん中、どんな事が起ころうと引けない戦いが始まろうとして・・・・起床
まだキルラキル引きずってる
カン リョウコ
「オラぁぁっぁあぁーー!」
鎧を着た、獣人、人間を素手で殴り倒す。蹴りなどは使わない、すべて拳でだ。
「カン リョウコを舐めんなよーー!」
セーラー服を身にまとい、腕には赤いグローブをはめた少女の周りには誰も立っているものはいない。そして、返り血を一滴も浴びず、後ろで縛った髪が解けることもないその姿は、とんでもなく強いヒーローのようだ。
彼女は戦場を後にすると、昨日まで戦ってくれていた影武者に別れを告げた。
(回想シーンが流れたが、その姿はカン リョウコそのもので素手でバッタバッタと敵を倒していた。影武者強ぇ!→死んでいなくて普通に手を降ってお別れ)
辺りも暗くなり、今日の戦闘は終わる。明日に備えて焚き火を消そうとすると、一体のスライムが現れる。
そのスライムは敵ではなく友人で、スライムだが会話もできて目もあり表情も豊かだ。
話はどんどん進みスライムが女のカンの心配をしだす
「お前は好きな人はできないのか?」
「んー、欲しいねー」
「じゃあ、紹介したい人がいる」
スライムはすぐに「むぅぅー!」といいテレポートをすると、二人は薄暗い城の中に移動した。どこまでも高い天井に空かと見間違えてしまうほどの精巧な空の絵、その天井を支えるどんでもなく太い柱、だが通路は人が10人列をなしても余裕があるほどの広さがあり、カンは自分がとんでもない所にいるという事がすぐに分かった。
そんな事で驚いていると、反対側の柱から人が現れ話しているのが見えた。
柱から現れたのは想像以上のイケメン全身鎧騎士様であった。
シュッと長い金色の髪の色白イケメンにうっとりするものの、その姿は紛れもなく敵国の鎧の姿であった。東洋顔の自分にあの西洋顔は合うのか?と思いつつも冷静にスライムにツッコミを入れる。
「おい、あいつ敵じゃねえか!」
「いや、あいつはレジスタンスなんだ。」
その言葉に何も言えなくなってしまった。あいつは味方なんだ、好きになっても良い相手。そんな想いと同時に自分のやるべき使命がカンの表情を変えた。
「確かに良い男だが必ず彼が反旗を翻すとは限らないし、この戦争はもう避けられない。今回の戦いで彼は死んでしまうかもしれないな。生き残っていたらまた会いにこよう。」
スライムもその言葉で全てを理解しその場を去った。
・・・起床。
キルラキルというアニメをたまたま見ていてその影響が出ていたなー、
派手な演出ってカッコよくて好きだ。