カン リョウコ
「オラぁぁっぁあぁーー!」
鎧を着た、獣人、人間を素手で殴り倒す。蹴りなどは使わない、すべて拳でだ。
「カン リョウコを舐めんなよーー!」
セーラー服を身にまとい、腕には赤いグローブをはめた少女の周りには誰も立っているものはいない。そして、返り血を一滴も浴びず、後ろで縛った髪が解けることもないその姿は、とんでもなく強いヒーローのようだ。
彼女は戦場を後にすると、昨日まで戦ってくれていた影武者に別れを告げた。
(回想シーンが流れたが、その姿はカン リョウコそのもので素手でバッタバッタと敵を倒していた。影武者強ぇ!→死んでいなくて普通に手を降ってお別れ)
辺りも暗くなり、今日の戦闘は終わる。明日に備えて焚き火を消そうとすると、一体のスライムが現れる。
そのスライムは敵ではなく友人で、スライムだが会話もできて目もあり表情も豊かだ。
話はどんどん進みスライムが女のカンの心配をしだす
「お前は好きな人はできないのか?」
「んー、欲しいねー」
「じゃあ、紹介したい人がいる」
スライムはすぐに「むぅぅー!」といいテレポートをすると、二人は薄暗い城の中に移動した。どこまでも高い天井に空かと見間違えてしまうほどの精巧な空の絵、その天井を支えるどんでもなく太い柱、だが通路は人が10人列をなしても余裕があるほどの広さがあり、カンは自分がとんでもない所にいるという事がすぐに分かった。
そんな事で驚いていると、反対側の柱から人が現れ話しているのが見えた。
柱から現れたのは想像以上のイケメン全身鎧騎士様であった。
シュッと長い金色の髪の色白イケメンにうっとりするものの、その姿は紛れもなく敵国の鎧の姿であった。東洋顔の自分にあの西洋顔は合うのか?と思いつつも冷静にスライムにツッコミを入れる。
「おい、あいつ敵じゃねえか!」
「いや、あいつはレジスタンスなんだ。」
その言葉に何も言えなくなってしまった。あいつは味方なんだ、好きになっても良い相手。そんな想いと同時に自分のやるべき使命がカンの表情を変えた。
「確かに良い男だが必ず彼が反旗を翻すとは限らないし、この戦争はもう避けられない。今回の戦いで彼は死んでしまうかもしれないな。生き残っていたらまた会いにこよう。」
スライムもその言葉で全てを理解しその場を去った。
・・・起床。
キルラキルというアニメをたまたま見ていてその影響が出ていたなー、
派手な演出ってカッコよくて好きだ。